皆さんはコンビニエンスストアやドラッグストアに立ち寄った時、ひとつの商品の前に何秒ほど立ち止まったのか意識したことはありますか?実は消費者が商品の前に立ち止まる時間はわずか2.3秒ほどだそうです。
例えば、映画の字幕ですと観客は1秒間に4文字まで読むことが出来ると言われています。しかし店内を歩きながら、更に他の商品にも意識を向けている消費者の2.3秒は、受け取ることの出来る情報は非常に限られています。
今回は短い時間でいかに消費者に見てもらうかということに焦点を当て、気になったディスプレイをひとつ紹介させていただきます。
基礎化粧品の什器です。
大きな禁止マークに「No!毛穴テカリ」というコピーと、女性が目指す美肌の代名詞とも言える赤ちゃんの写真が使われています。少し離れた位置からでもコピーが目に入り、商品の特徴が一目で分かります。
短い時間内でも画で、コピーで消費者に語りかける良いデザインではないでしょうか。
もちろん、商品に目を向けている時間は目的や状況によって人それぞれです。その時間内でいかに目に留まるか、商品の特徴・魅力を伝えるのか。ディスプレイが担う大切な役割のひとつだと思います。より多くのお客様に関心を持って頂ける、また購買に繋がるディスプレイを今後も提供していきたいと思います。