ディスプレイを制作する際、気に掛けることは多くあります。
例えば、情報をうまく伝えられているか
例えば、ターゲット層にあったデザインになっているか
その中の一つとして、「売り場で目立つか」ということも大切な要素のひとつです。
カラーリングやスペシャリティを使って質感で魅せるか、陳列で動きを作るか等方法は様々ですが、方法の1つとして「立体」の強みはあると思います。
例えば化粧品売り場などでよく見かけるデカポップ。
(https://www.displayland.jp/blog/2015/07/post-17.html)
これも立体で魅せる方法として代表的なものです。
ここで、先日見かけたディスプレイを例としてあげたいと思います。
商品そのものではなく「使い所」を立体で表現したユニークなディスプレイです。
カーテン越しの空間、ベッド、そこに寝転がる女の子、セリフ、訴求…それぞれを立体を使って奥行きを出し抜群の存在感を放っています。
目立つだけでなく、使用シーンをイメージしやすいので商品への理解度も上げることができます。性能を細かく書くよりも「女の子あるある」な考えをポップアップしている点も女性の目に止まりやすいです。
平面的な表現が多くなる紙のディスプレイにおいて、立体部分は全体の中で大きな役割を持ちます。
どこを立体にするのか?何を立体にするのか?それらを選別してより目を引き、より多くの人に商品に興味を持っていただける、そんなディスプレイにこだわっていきます。