店頭に置かれるディスプレイにおいて「陳列」は商品を用いて世界観を象る手法のひとつです。インパクトと同時に、「取りやすさ」「見やすさ」という実用的な要素が最も重視される部分でもあります。
透明ペットを使って並べたり、商品の底がはまるよう穴を開け差し込んだりと陳列の方法、またそれに伴う配置は様々です。
そんな中、私が最近気になっているのは商品を寝かせてディスプレイに埋め込むタイプのディスプレイです。
商品を立たせて並べるタイプに比べて陳列できる数は限られますが、商品の前面を広く見てもらえるというメリットや、陳列の自由度もありインパクトを出せるので店頭でも存在感を出せるメリットがあります。
平面部分を生かしたビジュアルを作ることもでき、ブランドの世界観を広い面積を使って表現することもできます。
ディスプレイにおける主役は商品!という主張が伝わり商品そのものに視線を誘導されるデザインです。
テスターだけ、という使い方でも例えば口紅やアイライナーなどのボトルの可愛さを十分に伝えることが可能ではないでしょうか。